筋肉

脛骨筋を鍛えよう!スポーツ上達とつまづき防止

脛骨筋の役目・役割

脛骨筋には前脛骨筋と後脛骨筋とがあり、前脛骨筋はひざ下の前面についている筋肉、後脛骨筋は後ろ側についている筋肉です。

このうち前脛骨筋はつま先を持ち上げるという動作に大きく貢献しているほか、足の関節を内側にひねる動作とも関係があります。日常生活の中でつま先を持ち上げる動作というのはとても多く、歩いたり走ったり、階段を上ったりする際にもつま先を持ち上げる動作が必要となります。

後脛骨筋の役割は、足の関節をひねったり足の裏の底屈などの動作をする時に大きな役割を担っています。

脛骨筋の主な働き

脛骨筋は、前脛骨筋も後脛骨筋もどちらも日常生活でとても頻繁に使う筋肉なのですが、負荷がかかるとダメージを受けやすいという特徴があります。例えば前脛骨筋の場合、足を前に踏み出す動作をする時には負荷がかかりますし、スポーツでもほぼすべての運動においてこの筋肉は必要不可欠な存在と言えるでしょう。

運動不足などで弱ってしまうと、つま先を持ち上げることが苦痛となり、ふくらはぎが疲れやすくなった、歩行の際には地面に足を引きずるような歩き方になってしまいます。また、後脛骨筋が上手く鍛えられていない場合には、ランニング障害が起こりやすいのですが、これは足の関節の回転やひねりが安定して行えないために起こる症状です。

脛骨筋はインナーマッスルなので、トレーニングしてもパンプアップすることは難しいですし、筋肉の成長具合を触感することはできません。しかし、トレーニングをすることによって機能面を確実にアップすることができますし、長い距離を歩いたり走ったりする動作では、疲れにくくなったりトラブルを起こしにくくなります。

脛骨筋が弱くなってしまうと、足の裏の筋肉、柔軟性、そして持久力が全て低下してしまいます。走った時には躓きやすくなったり、すぐに疲れてしまったり、また痛みを感じやすくなってしまうので注意しましょう。

脛骨筋のトレーニング法

脛骨筋のトレーニング方法ですが、前脛骨筋を鍛えたい場合には、トゥレイズが有効です。まったく負荷をかけないよりは、ある程度の負荷をかけた状態で足の関節を背屈したほうが、この筋肉を鍛えることができます。

日常生活の中では、はだしや靴下を履いた状態で、つま先を上げてかかと歩きをすることによって鍛えられます。隙間時間を利用してサッとできる方法なので、誰でも比較的トライしやすいトレーニング方法ではないでしょうか。

  • この記事を書いた人

ささぉ

ダイエット成功歴①半年で17kg②3ヶ月で10kg③1か月半で7kg(④1ヶ月で4kg、ほか多数。2023年でロカボ歴15年目。40代。太りやすい体質。痩せとリバウンドを繰り返し、体脂肪率は12%±1で落ち着きました。

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