筋肉

前鋸筋のトレーニング※腕を使う動作が早く正確になる!

うっしー
前鋸筋は、脇の下かつ背中側面上部にあるインナーマッスルだ。肩甲骨外転筋群の筋肉なので、肩の筋肉として紹介させていただくぞ。
前鋸筋

前鋸筋の役目・役割

前鋸筋(ぜんきょきん)は、肋骨から肩甲骨に向かって伸びている筋肉で、ボクサー筋と呼ばれることもある筋肉です。

体の表面にある大きな筋肉ではなく、インナーマッスルなので、トレーニングをしてもはっきりとその効果が目視できるわけではありませんが、鍛えておくと脇の下のあたりを引き締まってくるので、トレーニング効果をチェックすることができます。

これは腕を伸ばす際に使われる筋肉で、ボールを投げたりパンチを出すスピードに大きな影響を及ぼす働きがあります。

前鋸筋の主な働き

前鋸筋は、腕を動かした時に使われる筋肉なのですが、この筋肉が鍛えられる腕の動かし方には特徴があります。

例えばボクサーがストレートパンチを出すと、普段はセンターに寄っている肩甲骨が外側に押し出されると同時に、肘が前に伸びますよね。

この時に働くのが前鋸筋なのです。同じような動きをするスポーツだと、バスケットボールでシュートを決める際に肘が伸びるタイミングや、野球などでボールを投げる際に肘が伸びてボールが離れるタイミングで、この筋肉がよく使われます。

普段の生活でも肘を伸ばして腕をまっすぐに伸ばす際には、前鋸筋が使われています。

前鋸筋はインナーマッスルなので、鍛えても大きく成長することはありません。

体脂肪が少ない人だと、鍛えることによってわきの下の部分に斜めの筋肉が分かるようになりますが、体脂肪がついているといくら鍛えても目視することはできないのが特徴と言えるでしょう。

しかし鍛えることによって体脂肪は取り除かれていくので、わきの下を格好よく引き締めたいなら、この部分を鍛えればよいというわけですね。

前鋸筋が弱くなると、パンチ力やボールを投げるスピードが影響を受けます。
普段の生活で困ることはそれほどありませんが、腕立て伏せの回数が増えなかったり、負荷をかけると難しくなるなどの影響が出てきます。

前鋸筋のトレーニング法

前鋸筋を鍛えるためには、腕立て伏せやベンチプレスなどのトレーニングが効果的です。

肘をしっかり伸ばした時に鍛えることができる筋肉なので、これらのトレーニングを行う際には、肘を最後までしっかり伸ばすことを意識して行うのがポイントですが、肘をロックをすることなく伸ばすというのはなかなか難しいかもしれません。

ボクサーのようにストレートパンチを出すトレーニングも、前鋸筋を鍛える効果が期待できます。
サンドバッグを使ってストレートパンチの練習をすれば、前鋸筋を鍛えているという意識がなく自然に鍛えることができます。

  • この記事を書いた人

ささぉ

ダイエット成功歴①半年で17kg②3ヶ月で10kg③1か月半で7kg(④1ヶ月で4kg、ほか多数。2023年でロカボ歴15年目。40代。太りやすい体質。痩せとリバウンドを繰り返し、体脂肪率は12%±1で落ち着きました。

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