筋肉

膝窩筋のトレーニング法

膝窩筋

膝窩筋の役目・役割

膝ウラのすぐ下に位置している膝窩筋(しっかきん)は、腓腹筋の下にあるインナーマッスルで、腓腹筋に覆われているため、触診でこの筋肉に触れることは難しいという特徴があります。

膝上にある大腿骨から、ひざ下にある脛骨まで伸びていて、ハムストレリングが使われる時には補助的な役割を果たしますし、膝の屈曲など膝関節を動かす時にも、この筋肉が使われます。

関節を2つまたいでいる筋肉は二関節筋と呼ばれますが、膝窩筋の場合には二つの関節をまたいでいるわけではないため、単関節筋に分類されています。

ひざの関節周辺には他にもたくさんの筋肉があり、腓腹筋やハムストリングなどは二関節筋に分類されるのですが、膝窩筋はそれらと異なっているわけです。

膝窩筋の主な働き

膝窩筋は、膝関節を屈曲する動作をした時に使われる筋肉で、日常生活では座ったり立ち上がる時、歩行やランニングなど、負荷がかかる頻度はかなり高いと言えるでしょう。

スポーツでも、膝の屈曲をすることで負荷がかかるため、膝窩筋を使わない競技はほとんどありません。たくさんあるスポーツ競技の中でも、ダッシュをする動作が求められる陸上やフットボール、バスケットボールなどでは膝窩筋にかかる負荷が大きくなると言えるでしょう。

膝窩筋を鍛えることによって、ひざの関節にかかる負担を軽減することができるとともに、ハムストリングなどの筋肉のパフォーマンスを最大限に伸ばすことも可能になります。

膝窩筋はインナーマッスルなので、はっきりと目視で筋肉の動きや大きさを触感することはできませんが、ハムストリングなどの周辺筋肉と合わせて鍛えることによって、膝窩筋の質もアップできます。

膝窩筋が弱くなってしまうと、ハムストリングの機能にもマイナスの影響を与えたり、膝窩痛などの痛みが起こりやすくなります。また、膝の屈曲をする際にはひざの関節に負担が大きくかかってしまうため、関節トラブルの原因にもなりかねません。

膝の屈曲ができないということは、日常生活でも大きな支障が出てしまうことが予想できますから、弱ってしまわないように普段からトレーニングしておきたいものです。

膝窩筋のトレーニング法

膝窩筋のトレーニング方法は、シーテッド・レッグカール、スティッフレッグド・デッドリフトなどが効果的です。膝窩筋のみをピンポイントで鍛えることはできないので、ハムストリングなどと合わせたトレーニングがおススメです。

また、太ももの前面と背面はバランスよく鍛えることによって、体の重心や安定性を高めることにもつながります。

  • この記事を書いた人

ささぉ

ダイエット成功歴①半年で17kg②3ヶ月で10kg③1か月半で7kg(④1ヶ月で4kg、ほか多数。2023年でロカボ歴15年目。40代。太りやすい体質。痩せとリバウンドを繰り返し、体脂肪率は12%±1で落ち着きました。

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