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肋間筋の鍛え方【自宅筋トレ】意外なあの動きが有効です

肋間筋の役目・役割

肋間筋は肋骨の間にある筋肉で、呼吸筋の一つです。呼吸には腹式呼吸と胸式呼吸の二種類があり、肋間筋は胸式呼吸に深くかかわっています。外肋間筋と内肋間筋の二つが働くことによって呼吸ができます。

外肋間筋
外肋間筋(がいろっかんきん)

内肋間筋
内肋間筋(ないろっかんきん)

外肋間筋が息を吸う時に収縮するのに対して内肋間筋は息を吐く時に収縮をします。内肋間筋は肋骨の間を狭くすることで肺の酸素と二酸化炭素の交換をスムーズに行うことに役に立っています。外肋間筋は肋骨を引き上げる役割も持っています。

肋間筋の主な働き

呼吸に関与しているというだけあって日常生活においても重要な部分です。少しの運動でも効率よく酸素と二酸化炭素を交換しようとします。

普段から呼吸筋が弱いと、体中に酸素が行かなくなることが多くなり、疲れが溜まりやすくなったり、集中力や代謝が低下してしまうことも考えられます。免疫力の低下にもつながるので、病気などにもかかりやすくなってしまいます。

深い呼吸をすることが出来なくなることは年齢とともに肋間筋が衰えていくからです。呼吸が浅くなることはハードな運動をすることが出来なくなることを意味しています。

スポーツはどれも呼吸を行うものです。特に全身に酸素が行き渡らなければ酸素不足で痙攣や足がつるといったことが起きてきます。

年々衰えていくものではありますが、普段の生活において肋間筋を損傷してしまうこともあります。深い深呼吸をしただけで、片方の胸が痛い経験を多くの方が持っています。

これは肋間筋が何かの原因で損傷してしまったことが考えられます。筋肉痛のような症状なので、すぐに治ると思うかもしれませんが少しずつ呼吸をするたびに鈍い痛みを感じるようになってきます。咳をしただけでも激痛が走り、くしゃみなんていうのはもってのほかです。しかもこの損傷に有効な治療方法が存在しません。自然治癒を待つしかないのです。寝返りを打つことも困難になるので日常生活に大きな影響をもたらします。

肋間筋のトレーニング方法

肋骨と肋骨の間にある筋肉なので、筋トレで刺激をあたえるのはかなり難しいですが、ツイストクランチで多少なりとも刺激を与えられます。

※立つまたは座った姿勢で肋骨の間に指を置いて、上体を捻じ曲げる(横に曲げながら前に倒す)と、肋間筋にテンションがかかってるのが確認できます。

それよりも、肋間筋のトレーニング方法として有効なのは胸を伸ばす運動、いわゆるストレッチです。ヨガやピラティスのような、筋肉を伸ばす運動で柔軟性を高めるのが効果的。

肋間筋は呼吸筋とも呼ばれているので、ボイストレーニングもいいですよ。また、猫背の人限定ですが、猫背を矯正することも一つのトレーニングになります。

肋間筋を鍛えることで酸素が全身に行きわたり、血行が良くなります。更には代謝も良くなり集中力が向上しストレスの解消にも繋がります。

  • この記事を書いた人

ささぉ

ダイエット成功歴①半年で17kg②3ヶ月で10kg③1か月半で7kg(④1ヶ月で4kg、ほか多数。2023年でロカボ歴15年目。40代。太りやすい体質。痩せとリバウンドを繰り返し、体脂肪率は12%±1で落ち着きました。

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