腹とか脚は、有名どころのトレーニングがぞろぞろと雁首揃えてるけど、さて、背中はというと。。。
何やればいいの?となりがち。
ぶっちゃけ、自重なら懸垂(チンニング)がベストなんだけど、ぶら下がれる環境はどこにある?
ということで、男だったら答えは一択。
ダンベルだ!
よほどのヘヴィなトレーナーでもない限り、家の中で堂々と鎮座していらっしゃるマシンやバーベルはいりません。
トレーニング強度は落ちる。これは、否めない。
しかし、細マッチョならダンベルがあれば十分すぎるほど。
背筋トレーニングはマシンやバーベルを使うのが一般的だけれども、ダンベルはバーベルの代わりになるし、トレーニングの動きも同じ。
重さ80kgのダンベルが通販で普通に売ってるから、自宅で背筋の筋トレがはかどります。
配送のおっちゃん、重い荷物でごめんなさい。
缶コーヒーあげるから。。。
それでは、ダンベルを使った背中筋トレ4種目を紹介します。
はじめてのダンベル×背筋の筋トレ4種目
手軽に使えて、場所もとらない背中のダンベルトレーニングで鍛えたい3つの背筋、
- 広背筋
- 僧帽筋
- 脊柱起立筋
男性なら、全部鍛えて逆三角形ボディに!(広背筋だけで逆三になれるけど、バランスが悪い)
女性なら、広背筋と脊柱起立筋を鍛えると、くびれが強調される&背筋が良くなる。
そのための4つのトレーニング、
- ダンベルオーバーハンドローイング
- ワンハンドローイング
- ダンベルシュラッグ
- ダンベルデッドリフト
を紹介します。
【図解】ダンベルベントオーバーローイング(ダンベルロウ)
ダンベルロウは、中腰かつ上体を前傾させた姿勢のままで、ダンベルを引いて持ち上げるトレーニングです。
鍛えられる筋肉は、広背筋(背中中部~下)と僧帽筋(背中上部)。
背中の筋肉は、物を引っ張る(肘を引く)役割があります。
上体を倒した姿勢で肘を上げると、引く動作になるから、背中に効かせられるってワケ。
【ダンベルの重さ】女性2kg~、男性5kg~
【回数の目安】8~12回(筋肥大)、30回(ほっそり)
1:セットポジションを作る
セットポジションを作る手順
- 片手ずつダンベルを持ち、両ひざを曲げる
- 背中を真っすぐにして股関節を折って上体を前に倒す
ヒザの真上に胸~みぞおちがくるように意識すると、正しい姿勢が作りやすいよ。
上体を倒すほど可動域が広がって、トレーニング効果がアップ!
2:ダンベルを持ち上げる
ダンベルの持ち上げ方
- 肘を後ろに引いて曲げて、ダンベルを一気に持ち上げる
- 目いっぱい持ち上げたら、一瞬ストップ
- ゆっくり降ろしてセットポジションに戻る
脇を閉じたまま「イチ、ン、イチニ」のリズムで動かす。肩甲骨が寄る(寄せる)感覚があれば大成功だ!
動画を見つけたので、参考までにどうぞ。
必読!ダンベルロウのコツ
ダンベルロウの注意点
- 脇を閉じたまま肘を後ろに引く
- 背すじを伸ばしたまま上体をブロックする
- 股関節の角度もそのまま
- 肘を脇腹まで上げる(それより上ならもっと良い)
肩を回すようにすると、肩甲骨がしっかり動くので背筋(広背筋・僧帽筋・菱形筋)に効きやすくなります。
腕の力は、ダンベルを持ち上げるものじゃなく、重りを支えるだけですよ。
【図解】ワンハンドローイング
背中の右と左を片側ずつ鍛えるダンベル専用トレーニング。
イスや台に手をつくので、腰への負担が少ないぞ。
鍛えられる筋肉は、広背筋(背中中部~下)、僧帽筋(背中上部)。
脊柱起立筋(背骨)、三角筋(肩)、大円筋(脇の背中側)にも負荷をかけられるぞ。
動きは、ダンベルロウにそっくり。
左右交互にやるので時間が2倍かかるけど、可動域が広くて筋肉をしっかり収縮させられるから、効きが良いメリットがあります。
【ダンベルの重さ】女性2kg~、男性5kg~
【回数】8~12回(筋肥大)、30回(ほっそり)が目安。
1:セットポジションを作る
セットポジションを作る手順
- ベンチに片膝を乗せる(乗せなくてもよい)
- 同じ側の手をベンチについて肘を伸ばす
- 空いてる手でダンベルを持つ
- 腕を下に伸ばして胸を張る
トレーニングベンチがなくても、イスやちょっとした段差があれば代用できるよ。
ベンチの手は、肩の真下か前に。
2:ダンベルを持ち上げる
ダンベルの持ち上げ方
- 肘を後ろに引いて曲げて、ダンベルを一気に持ち上げる
- 目いっぱい持ち上げたら、一瞬ストップ
- ゆっくり降ろしてセットポジションに戻る
ダンベルロウと同じ動き。
リズムも同じく「イチ、ン、イチニ」。
動画を見つけたので、参考までにどうぞ。
必読!ワンハンドローイングのコツ
ワンハンドローの注意点
- 脇を閉じたまま肘を後ろに引く
- 背すじはそのまましっかり固定
- ヒザも股関節も固定する
- ダンベルをお尻の横まで上げる
ワンハンドローイングは、ダンベルを引き上げたとき上体が開きやすい。
上体が開くと、背中の筋肉が伸び縮みできず、トレーニング効果が激減します。
視線を一定(下or斜め下)にすると体の開きを抑えやすいよ。
上体を深く倒すと、可動域が広くなって効きが増す。
手の位置を前にするほど、体が水平に向かって倒れるので効果が高まります。
右側を1セットやったら、続けて左側を1セットやりましょう。
手頃な台がない!立ってやるワンハンドローイング
「トレーニングベンチを持ってない」
「手頃な台(段差)がない、もしくは不安定」
でも、諦めないで欲しい。
ワンハンドローイングは、立ってやることもできるんだ。
ただし、立った姿勢で上体を深く倒すと、めちゃくちゃバランスが悪くて危険!
そこで、壁を使う方法を提案しますっ!
壁を使うワンハンドローの手順
- 脚を前後に大きく開く(右足前でイメージしよう)。
- 体を前に倒して、右腕を伸ばして壁に手を付く。
- 左手でダンベルを持つ
これで、ベンチや台がなくても効果高めのワンハンドローイングができる(バランス取りがちょっとムズイ)んだ。
【図解】ダンベルシュラッグ
鍛えられる筋肉は、僧帽筋(背中上部)。
僧帽筋は首や腕を支える筋肉だから、疲れがたまると肩こりの原因になる。鍛えておくと快適ライフが過ごせるよ。
【ダンベルの重さ】女性5kg~、男性10kg~
【回数】8~12回(筋肥大)、30回(背中のひきしめ)が目安。
ダンベルシュラッグのやり方
1:セットポジションを作る
セットポジションを作る手順
- 足を肩幅に開いてバランスよく立つ
- ダンベルを両手に持つ
- 肩は力まずに下げ切る
ワキを少し開くと、可動域が広がって高く肩をすくめられるから効きが良くなります。
※画像は、ワキを閉じた姿勢。
脇を開けたら、肘を少し曲げます。じゃないと、腕の力でダンベルを持ち上げてしまい、トレーニング効果がダウンします!
2:肩をすくめてダンベルを引き上げる
肩のすくめ方
- 肩を真上にあげる
首から肩をつないだ筋肉(僧帽筋)がキュッと縮むのが感じ取れたら、正しい動きをしている証拠です。
上げるのは腕じゃなくて肩。肩甲骨を意識して引き上げる。
肩をゆっくり降ろして、セットポジションに戻します。
【必読】ダンベルシュラッグのコツ
肩をすくめるときの注意点
- 肩だけ動かす
- 真っすぐ立つ
この2つが守られていれば、ダンベルシュラッグはなんら難しいことはありません。
ダンベルシュラッグで鍛えられる僧帽筋は、肩甲骨(肩)を動かす筋肉なので、肩だけ動かそう。
腕で肩を上げるのはNGです。
崩れた姿勢(猫背&反り腰)は、僧帽筋に効かせられる方向に肩を上げられません。
セットポジションで、正しい立ち姿勢を作ることが肝心ですよ。
壁に頭・お尻・かかとをつけて立つと、正しいフォームが作れる
ここで、ダンベルシュラッグでケガ?私の体験談。
試しに、思いっきり胸を張った反り腰でやったら、僧帽筋にピシッと刺激が走って「ゴリゴリッ」と音がして、肩を4日間動かせず。そのせいで肩と首がカチカチになり、まともに動かせるまで合計7日間もかかりました。
【図解】ダンベルデッドリフト
「奴は四天王の中でも最弱。」
ゲームやアニメが好きなら、1度はどこかで聞いたことのあるセリフだと思う。
「4」という数ではないけど、筋トレには3大種目が存在します。
その名も、ビッグ3(ビッグスリー)!
三人衆のメンバーは、ベンチプレス、デッドリフト、スクワット。
それぞれが、たった1種目で、ほぼ全身の筋肉を使えるというオールマイティなトレーニングです。
ビッグ3の1つである、デッドリフトのバーベルをダンベルに持ち替えたのが、紹介させていただくダンベルデッドリフトだ。
もちろん、バーベルほどの負荷はかけられない。
でも、2kg~80kgまでの高重量ダンベルは普通に手に入るから、男性なら細マッチョ、女性ならなめらかな曲線ボディラインになれるんだ。
【ダンベルの重さ】女性5kg~、男性10kg~
【回数】8~12回(筋肥大)、30回(ダイエット)が目安。
1:セットポジションを作る
王様級の筋トレのように紹介しといて、この画像のセレクト(笑)
そうなんだ。
軽いダンベルを使えば、守ってあげたくなるレディでもダンベルデッドリフトを楽しむ?ことができちゃうんだ。
では、気を取り直してやり方を紹介っ!
まずは、セットポジション(スタートポジション)の作り方から。
セットポジションを作る手順
- 脚を肩幅に開いて立つ
- かがんでダンベルを持つ(ヒザがつま先の前に出ないように)
- 背筋を伸ばし、上体を前45度に傾ける
頭が前に出て、ヒザの上に胸があるのが超重要なポイント。
2:立ち上がる
セットポジションからゆっくり立ち上がって直立します。
動画もあるので、参考にどうぞ。
ダンベルデッドリフトのコツ
ダンベルを上げるときの注意点
- 背すじと腕を伸ばしたまま
- 股関節と膝関節だけを伸ばす
上体が曲がると、デメリットだらけ。
背筋のチカラで重り(ダンベル)を持ち上げられないし、腰を痛めやすいオプションがもれなくついてきます。
正面を向くと、姿勢が崩れにくくなりますよ。
下を向くと、猫背になりやすいですからね。
背中が丸まると背筋を効果的に使えなくなり、腰でダンベルの重量を支えることになる。
それと、腕が曲がると、腕力のサポートでダンベルを浮かせちゃうから、効果ダウンです。
ダンベルの背中筋トレのまとめ
背中の筋肉は、自重で鍛えるのはとても難しい(チンニング=懸垂は有効!)。
マシンやバーベルがトレーニングに向いているが、バーベルはダンベルに置き換えることができるので、より強度が強いダンベルトレーニングをここでは紹介させていただきました。
背筋は、意識して使うことがまず少ないので、軽めのウェイトであっても1ヶ月鍛え続けたらかなり見違えますよ。